セーターを編んでみたけれどサイズが大きく・小さくなってしまったなんてことはありませんか?
サーズ調整の為にはスワッチを編み、ゲージを取る必要があります。
糸と針の太さ、手の力加減・糸の風合いを確認するためにスワッチを編みます。
編み始める前に【編み物の準備体操】と思ってスワッチを編んでみましょう。
この記事ではスワッチを編む意味とスワッチの編み方について説明します。
スワッチとは
スワッチとは生地見本のことです。
すぐに作品を編みたくなってしまいますが、生地見本を作ることはとても重要です。
新しい毛糸を買ったらすぐにスワッチを編むようにしています。
作品を編んでる途中に「想像してた色・手触り・風合いと違う」とならないように、編みはじめの準備運動だと思って編んでみてください。編み針との号数の適性を確認するためにもスワッチを編むことをおすすめします。
スワッチの編み方
スワッチを作るときには、40センチほど糸を引き出しておきます。
ラベルの標準ゲージ確認してみましょう。
- 標準ゲージ:目・段(メリヤス編)
この糸の適性の目数が書いてあります。
この場合は19~21目なので21目の1.5倍・32目の作り目を作ります。
段数は、スワッチの形が正方形になるまで編みます。
縦横どちらかが長いと、長いほうに目が引っ張られ伸びてしまう習性があるからです。
この後ゲージを取るときに目数が合わなくなってしまうので正方形に編みましょう。
仕上がりを確認して、少し目が小さいなと思ったら針を1号あげて8号にしてみたり、逆に目が大きいなと思ったら針を1号さげて6号にして自分好みの編み地に調節します。
スワッチを編む意味
スワッチを編む意味は2つあります。
1. 風合い・色・肌触りを確認するため
毛糸玉と編み地にした状態では自分の思っているイメージと、編み地の質感や色が大幅に違うことがあります。
バックを作りたかったら、少し張りのあるしっかりした糸。
マフラーならチクチクしないように肌触りのいい毛糸を選びたいですよね。
また、色も線で見た時と面で見た時とで印象が変わってくるので確認しておきましょう。
2. ゲージを取りサイズ調整をするため
編むアイテムによってはサイズ調整を気にしなくていいものと、セーターやネックウォーマー、帽子などを編むときにサイズ調整必要なものがあります。。
せっかく編んだニットが「小さくて着れない」「大きすぎて太って見える」なんてことのない様に自分の手の癖に合わせて目数を調整する必要があります。
針の号数を変えて【スワッチ】を編んでみました
メリヤス編みのスワッチ
3つの編み針でのスワッチ画像
スワッチを同じ糸で針を1号ずつ変えて編んでみました。
針を変えるだけで大きさが結構変わってきますね。
この中から編みたい作品にあうゲージの目数が合えば作品通りのサイズに編みあがります。
もちろん糸の引き具合手加減が一緒の場合です。
あまり神経質にならなくて大丈夫ですが、緩くきつくならないように注意しましょう。
自分が今編んでいるゲージが作品をあっているのか、スワッチを手元に置いて確認しながら編んでもいいですね。
まとめ
- スワッチを編み、ゲージを取ることでサイズ調整ができる。
- スワッチを編むと、糸と針の太さ、手の力加減・糸の風合いを確認できる。
- 糸に慣れるための準備体操
使った道具
Tulipの【キャリーCロング】です。
針先が細く、編みやすい。
コードの接続部分に糸が引っかからないので煩わしさがない。
輪針の中では1番のおすすめです。
ですが、お値段が張るので購入するときにとても悩みました。
編みたい作品が沢山あり、外出時に持っていきたかったので思い切って購入しました。
10年たった今でも現役でなくてはならない道具のひとつです。
コメント