毛糸のラベルの見方【作品に合わせて糸を選ぶ】

はじめる

毛糸を買いたいけど、どれを選べばいいのかな?
ラベルに何か書いてあるけどどういう意味なんだろう?

毛糸のラベルには【適性の針の太さ・標準ゲージ・素材・ロットNO.】などが載っています。
編みたい作品に合わせてラベルを確認し、選びましょう。

 

この記事では、毛糸のラベルの見方を詳しく説明しています。

ラベルの見方

針の太さ

糸に合った棒針・鍵針の号数の記載があります。
棒針6~7号・鍵針5/0~6/0が適性の針です。

  • 棒針の針の太さは0~15号・15号以上になるとジャンボ針といい7ミリ~15ミリと単位が変わります。
  • 針の針の太さは2~10号・10号以上になるとジャンボ針といい7ミリ~15ミリと単位が変わります。

標準ゲージ

標準ゲージはこの糸のゲージの平均値です。
各メーカーで編み手さんが何名かケージを取った平均を出しているそうです。
同じ毛糸でも編み手さんによってゲージが違います。
編むときの糸の引き具合
が人の手加減によって違うからです。
なので、ラベルの表記と自分のゲージが合わないのは当たり前のような気がします。

毛糸の標準ゲージに自分の編み加減・編み針を合わせる方法と、
自分のゲージに作品の目数を合わせる方法があるので自分に合っているほうを選びましょう。

素材

毛糸の素材です。
定番のウール100%から高級なカシミヤまで色々な素材があります。
同じウール100%でも肌触りに違いがあるので実際に見ての購入をおすすめします。

この糸はウールとアクリルの混合なので丈夫な編み地に仕上がります。
アクリル混合の毛糸は靴下に合っていて破れにくいです。
熱に弱いのでアイロンをかける時は、鉄板にふれないように気を付けてください。

ロットNO.

ロットNO.とは糸を染めるときの窯のNO.のことです。
糸を染めるときの水の温度、室温、その時々の条件によって色が微妙に変わってしまうことがあります。ロットブレと言います。
セーターを編むときは同じロットNO.の糸でそろえたほうがいいでしょう。
色味が違くなることを防止するためです。
セーターは面積が広いので色の違いが目立ってしまいます。
ロットが混ざってしまった時は、袖や裾に色味の違う糸を使ってデザインにする方法もあります。

毛糸ひと玉の重さ

毛糸は長さではなく、重さの表記です。
なので、編み図には【使用毛糸:○○g】と表記があります。

重さ表記なので、「指定通りのgを買ったのに毛糸が足りない」ということもあります。
スワッチを編む分ひと玉多く買っておくことをおすすめします。

 

必ずラベルの通りの針がいい?

そんなことはありません。
だいたいの目安だと思って大丈夫です。
細い糸に太い針を使うと隙間が空きすぎて物足りないと感じたら、2本を引きそろえて編むこともできます。
デザインを優先してあえての隙間もいいですね!自由に楽しみましょう!

 

スワッチは必ず編まないといけない?


スワッチを編んでゲージを取ることができれば、作品の目数・段数の調整ができます。
編み物の準備体操としてまずスワッチを編んでみましょう。

ゲージの取り方はこちらで説明しています。


まとめ

  • 毛糸のラベルにはこれから編む作品に必要な情報が載っている
  • ロットブレを避けるために同じロットの毛糸を購入する
  • g表記なので糸が足らなくならないようにひと玉多く購入する

この記事に使った毛糸とameetのつぶやき

弾力があってとても編みやすい糸です。
アクリルが入っていてちょうどよい太さなので靴下を作りたいです。
52色展開があるので、配色編みもいいですね。
配色編みのポーチや小物もかわいいだろうな~

 

コメント

ameet

ニット好きが高じて編み物を始める。ヴォーグ学園編み物講師認定終了。編み物歴10年目。ベーシックなものから、遊びのあるものまで幅広く作成。自作のデザインや説明を配信していきます。
https://yui-mtk.com/

ameetをフォロー
タイトルとURLをコピーしました